《縄文火焔型土器深鉢》 縄文時代中期 《埴輪 兎》 6~7世紀 《燿彩壺 恒河(ようさいつぼ こうが)》 三代 徳田八十吉(とくだ やそきち) 重要無形文化財保持者
四季折々の自然と古代からの貴重な陶磁器を鑑賞できる箱根で最も古い美術館。
館内には、縄文時代から江戸時代までの日本の古陶磁、常滑焼・瀬戸焼・越前焼・信楽焼・丹波焼・備前焼などの「六古窯」を中心に、渥美焼・珠洲焼などの代表的な窯の特色を表した作品が常設展示されている。
また苔庭と竹庭が季節の色を表現する広い庭園も見どころ。
国の名勝の指定を受けた庭園「神仙郷」は、創立者岡田茂吉氏が、昭和19年から28年までの戦中戦後の混乱期に造営した庭園。築山、渓流、瀧、園路などを組み合わせ回遊しつつ楽しむ「石楽園」、柔軟な緑の布地のような苔と紅葉の美を競わせた「苔庭」、あるいは美術館へ巧みに人を誘う「竹庭」などにより構成され、その中に国登録有形文化財「神山荘(旧藤山雷太別荘)」、「観山亭」、「日光殿」、「箱根美術館本館・別館」、茶室「山月庵」をはじめとする建物が配されている。年間を通して自然美が楽しめるが、特に新緑と紅葉は絵に描いたような美しさが広がり、多くの人が訪れる。
庭園を望む茶室では、ゆったりとお茶をいただくことも!
【茶室 真和亭 のご案内】
〔開席時間〕10:00〜15:30
〔抹茶・和菓子セット(一服)〕:800円(入館券とのセット割引あり)
四季折々に変化する苔庭を眺めながら、お茶でひといき入れてみては!