1974年2月12日、サタジット・レイ監督のインド映画『大樹のうた』(1959年)の上映をきっかけに発足した〈エキプ・ド・シネマ〉は、主宰者である川喜多かしこと髙野悦子のふたりの活動から、映画を愛する仲間たちが次第に集い、やがて大きな上映運動へと発展していった。
フランス語で“映画の仲間” を意味する〈Équipe de Cinéma〉は、「世界の埋もれた名画を発掘・上映する運動」としてスタートし、岩波ホールを拠点として、約半世紀のあいだ日本における映画文化の根幹を担ってきた。その精神は、川喜多かしこと髙野悦子が亡くなり、岩波ホールが閉館したあとも、その薫陶を受けた多くの者たちによって継承されている。
本企画展では、単館ロードショーやミニシアターの先駆けとなった〈エキプ・ド・シネマ〉の足跡を回顧し、半世紀にわたり世界各地から集めた名作の数々を紹介する。
〈Équipe de Cinéma〉の活動とは
- アジア・アフリカ・ラテンアメリカなど 日本では上映機会の少ない地域の映画の紹介
- 欧米の映画でも大手興行会社が取り上げない名作の上映
- 未公開あるいは不完全な形で公開された、映画史上の名作の上映
- 日本映画の名作を世に出す手伝い
4つの目標を掲げてスタートしたエキプ運動は、これまでの映画興行にはみられなかった日本初となる試みを幾つも行った。2022年7月29日の岩波ホール閉館まで、エキプ・ド・シネマは66の国と地域、 274作品を上映した。
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開催日 | 2024年7月13日(土)2024年9月29日(日) |
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会場 | |
所在地 | 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-2-12 |
アクセス | 「鎌倉」駅から徒歩8分 |
TEL | 0467-23-2500 |
FAX | 0467-23-2503 |
ホームページ | https://kamakura-kawakita.org |
営業時間 | 9:00〜17:00(入館は〜16:30) |
定休日 | 月曜日 |
入館料 | 〔大人〕200円 〔小・中学生〕100円 ※鎌倉市民(市内に住所を有する方)と市内の小・中学校に通学する児童・生徒の方は無料 ※映画鑑賞は別途 ※特別展会期中は異なる |
駐車場 | 無し |
支払い |
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更新日 : 2024.08.01